ガンダム作品に数多く登場するブライト・ノア。地味ながらもガンダム作品には欠かせない存在になっています。そんな愛すべきブライトですが、初めて登場したガンダム以降は、どのような変遷をだどったのでしょうか?
ブライト・ノアが登場する主な作品
ブライトが登場する主な作品を宇宙世紀の年代順に並べると、は以下の通りです。
- UC0079機動戦士ガンダム
- UC0087機動戦士Zガンダム
- UC0088機動戦士ガンダムZZ
- UC0093機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男 - UC0096機動戦士ガンダムUC
- UC0105機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
こうして見ますと、実に四半世紀にわたってガンダムに登場し、活躍してきたのはすごいですね。
初登場では19歳でしたが、それ以後も外見は、ほとんど変わらず40歳を超えても若々しく見えます。と言うよりも、初登場から少々おじさんぽかった気はします(笑)。
ブライトの主な仕事は、所属こそ異なるものの、ほぼ艦長を勤めていました。これは、Z以降も変わらずです。
プライベートでは、一年戦争後に同僚のミライ・ヤシマと結婚し、ニ児の父になりました。
ブライト・ノアの略歴
ブライトがガンダムに初めて登場したのは、士官学校を卒業してからわずか半年後の19歳の時でした。ですが、さすがはエリート候補生、階級は既に少尉でした。
その後はホワイトベースの艦長となり、実績を積み上げていく中で中尉に昇進さらました。
その7年後のZでは27歳となり、階級は中佐、そして大佐へと順調に昇進していきました。
その後は、現場へのこだわりをを要望したため、大佐という地位に留まりました。
ブライト・ノアが主人公の漫画「機動戦士ガ
ンダムUC 虹にのれなかった男」
数多くのガンダム作品に登場してきたブライトですが、遂に彼が主人公の作品が登場しました。それが、「機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男」です。
時代は、逆襲のシャアの直後。
機動戦士ガンダムから逆襲のシャアまでをブライトの視点で回想する物語です。
懐かしい場面が数多くでてきます。
アムロ、カミーユ、ジュドー、それぞれの時代を彩ったニュータイプとの出会いのシーンはワクワクしますね。
彼は、そのシーンを振り返りつつも、自身はニュータイプになりきれない歯がゆさを感じていたようです。
でも、最後にはそれを割り切って、彼らのサポートに徹することを決意し、官職の要請を断り、現場に戻ります。
うーん、かっこいいです。
なんとなく、現代でもこういう人がいるなと感じました。
虹(ニュータイプ)にはなれなかったけど、中間管理職という見事な中年の星にはなりました!
ブライトとハサウェイ
ブライトはファーストガンダムの後、ミライ・ヤシマと結婚し、また、二児の父にもなりました。
Zでは、その子供たちが出てきました。
息子のハサウェイは、逆襲のシャアにも登場し、遂には閃光のハサウェイでは、主人公として活躍します。
ただ、ブライトとハサウェイは反発しあう関係でしたね。もっとも男同士は、そういうものなのかもしれませんが。
それに、アニメや漫画を見る限りでは、ブライトは、あまり家には帰っていないようですし、ZZではエマリーと怪しい関係になりそうになったし・・・。
こういうところも反発をまねく原因になったのでしょうか。男親としては難しい問題ですね(汗)。
その反発しあう結果として、小説版の閃光のハサウェイでは悲しい結末となりました。
閃光のハサウェイは、2024年2月の時点では、まだ映画版も漫画版も完結してなく、ブライトも登場してきていません。これからどうなるのかは分かりませんが、できれば明るい結末、そして何より仲の良い親子関係を見てみたいです。
ハサウェイに関する記事は、こちらをご覧ください。
まとめ
ブライトの生涯をたどってみましたが、どの作品においても、上層部からは無理な要求をつきつけられ、部下からは自由気ままに動き回られ、まるで日本の中間管理職のようは悲哀を感じさせます。
でも、けなげに頑張っている姿は、まさに中年の星!
「頑張れ、中年の星!」
と、思わず応援したくなるようなブライトですが、今後も、どこかの作品で活躍してくれることを願っています。