映画「機動戦士ガンダムFREEDOM」を観る前に、「機動戦士ガンダムSEED」、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の漫画を読んでおくと良いでしょう。
ただし、電子書籍版のSEEDには物語が完結した作品がないため注意しましょう。
映画「FREEDOM」を観る前に読みたい漫画は?
映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の公開が、いよいよ間近に迫ってきました。
SEEDファンの人も、SEEDを初めて観る人も、これまでのあらすじを知っておくと、より映画を楽しむことができるでしょう。でもSEEDは多くのシリーズが出ているので、何を読めば良いか迷いますよね。FREEDOMは、「機動戦士ガンダムSEED」、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の続編ですので、この2作品を読めば十分でしょう。そして、時間に余裕があれば、これら以外の作品も、ぜひご覧になってください。
機動戦士ガンダムSEEDの漫画紹介
機動戦士ガンダムSEED
- 著者:岩瀬 昌嗣
- 巻数:全5巻
- 出版社:講談社
月刊マガジンZで連載されていました。残念ながら、この作品には電子書籍がなく、紙媒体でのみの発売されています。雑誌も休刊になったため、購入するには、おそらく中古品のみになりそうです。
内容は、アニメ版に沿った形で進みます。
機動戦士ガンダムSEED Re:
この作品は、紙書籍版も電子書籍版も発売されていますが、連載は3巻までで終了になりました。
内容は、キラ達が大気圏に突入するシーンまでを描いています。ほぼアニメに沿った形で丁寧に進んでいただけに連載終了は残念です。
機動戦士ガンダムSEED漫画のみどころ
ここが見どころです。
お決まりのガンダム強奪
ガンダムの初回と言えば、敵側の偵察またはガンダム奪取の展開が多いですが、SEEDも同じです。敵側のザフトが連合の新型モビルスーツ「ストライクガンダム」を奪おうとした瞬間に、ストライクがゆっくりと起き上がり、立ち上がる場面は、これから新しいガンダムが始まることを予感させるには
ぴったりでした。
SEEDは、ファーストガンダムとは設定をガラリと変えたことに、どうなるのだろうと心配な面はありましたが、ある意味安定した展開に少し安心した覚えもあります。
ナタル・バジルールの厳しさ
主人公のキラ・ヤマトが乗船する戦艦アーク・エンジェルの副艦長であるナタル・バジルールですが、けっこう厳しい人ですね。軍の規律を徹底的に重んじるタイプです。
アーク・エンジェルが敵に追い詰められた時、避難民として保護していたラクス・クラインを人質として楯に使い、敵を退かせることに成功する場面がありました。一見すると非人道的な行為に思えますが、味方が絶体絶命のピンチに陥った時のとっさの判断としては仕方がなかったのでしょう。
戦争はけっして綺麗ごとではなく、ひどいものです。そう訴えかけておるように思えました。
この後もSEEDは、ドロドロの展開になっていきますね(汗)。
ラクスの天然系
バジルールとは対照的なのがラクス・クライン。フワフワした感じの不思議ちゃん的なキャラクターです。
そんな彼女でも、やるときはやります。人質から解放され、ザフト軍に引き渡された瞬間に、ザフトが連合軍に対し急襲します。それをラクスの機転によりザフトを撤退させるという場面がありました。いつものフワフワした感じとはまるで違う凛々しい姿、そのギャップが印象的でした。
バジルールに、ラクス、そしてアーク・エンジェルの艦長マリュー・ラミアスに、オーブ連合首長国の代表の娘のカガリ・ユラ・アスハ等、SEEDには多くの強くて、かっこいい女性が登場するのも魅力の一つです。
機動戦士ガンダムSEED DESTINYの漫画紹介
機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE
この作品は、紙書籍版も電子書籍版も発売されています。ほぼアニメ版と同じ内容ですので、映画を観る前に内容をおさえておきたい方には最適です。
また、これとは別に「THE EDGE Desire」というシリーズが全2巻で発売されています。こちらは、各キャラクターの視点で描かれたオムニバス作品です。時間に余裕のある方、各キャラクターの心情をより深く知りたい方は読んでおいて損はないです。
ここでは、SEEDのあらすじを簡単に紹介しますが、興味を持たれた方は、ぜひ漫画も読んでみてくださいね。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY漫画の見どころ
工ここが見どころです。
ザク登場!
まさかSEEDシリーズにザクが登場するとは思いませんでした。正確にはザクウォーリアですが、それでも、永遠のザコキャラ(失礼)であるザクが登場すると、なんとなく落ち着きます(笑)。
でも、アスランが乗ると強いです。ガンダム相手に対等に戦っています。やっぱりメカを活かすも殺すも乗り手次第なんですね。
ガンダムシリーズにおいては、いつまでもザクとハロは出続けてほしいと切に願います。
カガリの連れ去り
漫画版のDESTINYは、主にアスラン目線で描かれていますので、アスランが直接関わらない場面はカットされることが少なくありません。
カガリの結婚式も、その一つです。ですが、この話は番外編として掲載されました。
カガリの結婚式の最中に突然FREEDOMが現れ、カガリを連れて大空へと飛び去って行きました。飛び去るFREEDOMの後ろ姿が、まるで翼を広げて大空を自由に羽ばたく鳥のように見えました。
オーブの代表になり、国を背負って窮屈になっていたカガリを、まるで鳥籠から解放させたかのような、そんな印象を受けたシーンでした。
アスランとキラの主張のぶつかりあい
海岸近くで、アスランとキラが、お互いの主張を言い合う場面があります。ガンダムシリーズでは、よくある光景ですね。
立場が変われば見方も変わる、情報が不足していれば疑心暗鬼も生まれる、結局、何が正しくて、何が間違っているかなんて、簡単に結論はでませんよね。結論がでないから戦争になるのかなと、思わず考えさせられるエピソードです。
ガンダムは、こういった重たい話が多いのですが、あまり深く考えず、気楽に観るのが一番です。ぜひ楽しんで読み進めて行きましょう!
アスラン以外の話も読みたい場合は?
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE Desire」は、アスランの視点から描かれた作品のため、アスランが登場しない話は大幅にカットされえちます。
アスラン以外の話も読みたい人は、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE Desire」が、お勧めです。
詳しくは、こちらの記事を御覧ください。
まとめ
機動戦士ガンダムSEED関連の漫画は多くありますが、映画はアニメ「SEED」、「DESTINY」の続編にあたりますので、この2つの作品を読んでおけば十分でしょう。
ただし、SEEDに関しては残念ながら完結した電子書籍の漫画がないため、小説を読むか、紙媒体の漫画を読むのが良いかと思います。
いずれにしても、いよいよ、SEED、DESTINYそしてFREEDOMと続く一連のストーリーが完結します。どんなラストを迎えるのか、漫画を読みつつ、ワクワクしながら楽しみにして待ちましょう。
今回も最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました!