機動戦士ガンダムSEED DESTINYの電子コミックには、「THE EDGE」と「THE EDGE Desire」の2種類ありますが、何が違うのでしょうか?
ここでは、両者の違いと「THE EDGE Desire」の見どころを紹介します。
「THE EDGE」と「THE EDGE Desire」の違い
機動戦士ガンダムにはシリーズが多いうえに漫画版になると、派生した話も増えてくるので余計に、ややこしくなりますよね。
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の漫画もその一つ。
DESTINYには、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE」と「機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE Desire」があります。
両者の違いは一体何なのでしょうか?
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE」は、アニメ版の「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」をアスランの目線から描いた作品です。アスランから見た世界観のため、アスランが関わらなかった話は大幅にカットされています。
そのカットされた話をオムニバス形式で描いたのが「機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE Desire」です。
戦闘シーンは少なめで、各キャラクターの心情にスポットをあてているのが特徴です。
また、「Desire」には、オリジナルの話も含まれていますので、読んでおいて損はない作品となっています。
漫画「機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE Desire」の見どころ
ミーアの想い
ミーアは、行方不明になったラクスの代わりをするために、自分という過去を捨て、ラクスに成り切りました。
あこがれだったラクスになれたため、とても嬉しそうでした。
でも、これはデュランダル議長の提唱する「デスティニープラン」、つまり「人は役割を務める」そのもの。
与えられた役割を演じ続けることが幸せなのか?
そして、本物のラクスが現れたとき、ミーアの役割は「本物を排除せよ」に変わりました。
人から言われたことをするのは楽ですが、それが理不尽なものだったら、どうなるのか?
これは現代社会にも、ありそうな問題です。
例えば、会社の中の狭い範囲の組織で、上からの指示で不正を行った。それが長年続くと、習慣化し、当たり前になっていく。もはや、上からの指示を忠実にこなすという役割をたんたんとこなすだけになりますね。
こういった事例は過去に何度か見受けられます。
とは言え、それに異を唱えるのも勇気がりうのも、また事実。
ミーアはどのような想いを経て、どのような結論い至ったのでしょうか。
イザークとディアッカ
アニメ版「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」では、あまり出番のなかったイザークとディアッカですが、Desireではバッチリ登場します。
相変わらずアスランの動向に、文句ばかり言っています。
でも、それはアスランを心配しているから。
もっと言えば、自分の仲間が次々と亡くなっていくため、アスランには無茶をしてほしくない、自分たちのところへ戻ってきてほしいという気持ちの裏返しなのでしょう。
そんな憎めないイザーク、そしてディアッカにも注目です。
学生時代のシン、レイ、ルナマリアが見れる
オリジナルの話として、シン、レイ、ルナマリアの学生時代の話が描かれています。
当時のレイは優等生、シンは劣等生でした。
そして、意外なことにシンとレイが取っ組み合いの喧嘩をします。
そんな二人が、どうして仲間になっていったのか?
これは、ぜひ漫画を御覧になってくださいね。
それにしても、ディランダル議長は、どのようにしてシンの素質を見抜いたのでしょうか?
学生時代に急成長を遂げた成績を見たのでしょうか?
それとも、得意の遺伝子解析で素質を見抜いたのでしょうか?
このへんは語られていませんが、「人の素質を見抜く力」が何なのかは興味がりますね。
これがあると、人を育てていくのに便利な気がするのですが・・・。
まとめ
漫画「機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE Desire」は、「DESTINY」の話の中で、アスラン以外にスポットをあてた作品です。
オムニバス形式で、各キャラクターの心情を深堀した、なかなか興味深い内容ですので、ぜひ御覧くださいね。